輝く時間

あの日を胸に今日も生きている

四半世紀やってりゃいろいろある

B'z presents UNITE♯01公演で一目惚れだったMr.Childrenの『DANCING SHOES』。

(円盤はまだか。まだなのか。)

 

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UNITE終了後にサブスク配信になっているのを見つけてから、ほぼ毎週のペースで欠かさず聴いている。

まさに「好きになってもかまわない 何があるか誰にもわからん」。*1

何回聴いても不穏だこの曲。そしてそれに相応しいえぐられる歌詞*2

え、天才か、Mr.Children

 

 

1番の歌詞が、「不遇だったころの若かりしころのV6の年上3人(通称トニセン)」を想起させて泣く。(ごめんね、ミスチルの純粋なファンの方。)


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2番になると

「流行り廃りがあると百も承知で」

「四半世紀やってりゃいろいろある」

と、ぐっと核心に。

ミスチルご自身のことももちろんそうなんだけど、私にとってはB'zのこともV6のこともキンキのことも歌っているように聴こえるので、聴くたびに(´;ω;`)の絵文字と化してしまう。

 

 

我ながら、なんでこんなに長い歴史もつバンドやアイドルばっかり好きなんだろう。

一応見てみたりもするんだよ?最近のデビューの方とか、韓流の方とかも。

悪くはないんだけど…。やっぱり2回目の視聴に至るほどの魅力があるとは思えない。

おそらく、私の音楽の好みや感性の大元はB'z松本さんのお言葉を借りれば、「洋楽コンプレックス」があった時代の昭和歌謡成分多めのJ-POPでできていると思われ。

昭和生まれの感性がみな昭和であるとは言わない。それでも、昭和の人間が、平成さらには令和のヒトビトの感覚をビビットに感じるなんて、そう簡単にメタモルフォーゼ*3するわけないじゃんと思っている。

同時に、それに嘆く必要も、卑屈になる必要もないと思っている。いつかは平成も令和も、古い時代になっていくからな。

 

 

V6にハマったおそらくお若い世代の方と思しきツイートも時々お見かけし、その度に『いい趣味してるね!』の意味でイイネを押す。アマプラ解禁後ほんとに増えた。『蓼食う虫も好き好き』なのかもだけど、『いいものは世代を超える』のほうかもしんないじゃん。

理解できなくていいと思いますよ(笑)。わたしはまだトニセンの会員証受け取ってないので、アレが何なのかはよくわからないが、少なくともVやトニセンの言動は、結構なオトナな私も半分わかってないまま笑ってるとこあります。

「ボンタン狩りじゃあ!」「シャバ僧が、こらぁ!」って昔の時代のネタを延々引っ張って笑い転げるV6やら、「どこににゃんこちゃんたちがいるの?(光一)」「No、No、いるってことでいいの!(つよし)」ってよりによってジャニーズの現場できみまろ芸*4をするKinKi Kidsやらに出くわすたび、少なからず面食らうとは思うが、とりあえずは一旦🈚になって先に進むというのもひとつの冴えたやり方。話すことの大半理解できなくても、音楽の良さがわかればオールオッケー!14歳のオカダさんが憶えている24歳の坂本リーダーのお言葉のように全力で「楽しもう」。それでいいのだ。四半世紀やってりゃいろいろある*5

 

 

それにしても、B'zには、『DANCING SHOES』のような、いい意味でおどろおどろしい曲ってないよね…。

稲葉浩志ソロにはありそうだけど、今思いつかない。

B'zは、陽のエネルギーがメインのバンドだからなぁ…。

長いキャリアイジりの歌詞でいうなら『Dinosaur』が筆頭と思うけど、曲調がガンガンの陽。アマリニモ、陽。歌詞よく読まないと、ただの恐竜のハナシで終わってしまうというこの作詞の妙。さすがな作詞。作詞したひと、稲葉浩志っていうんですけどね。

曲調もダーク目っていうと、『ながい愛』かなあ。

 

 

もっと長いあいだ愛してくれませんでしょうか

そういうものが今 僕らにゃいるんだ

なにもかもすり減らしながら生きる

そんな時代はもう 終わろうとしている

B'z『ながい愛』

 

*1:B'z『UNITE』の歌詞

*2:…ワタスそういうのより、ハッピー!ラッキー!寝たら忘れる!みたいのが好きだったはずなんだが。おかしいな。

*3:「メタモルフォーゼ」って言葉自体が古いよ。工藤静香かよ。

*4:漫談家綾小路きみまろさんの芸風の意。元ネタ知らない人はwikipedia見て。

*5:ミスチルのいう「いろいろ」は絶対そういうことじゃない。そろそろミスチルファンに怒られようか私。