輝く時間

あの日を胸に今日も生きている

ドラマ『前科者』最終話

※ネタバレ注意

 

 

 

ワタス、完全に石橋静河さんのファンになってしまいました…。

 

『前科者』では有村架純さん演じる保護司の保護観察対象者のみどりちゃん、
『DEATH DAYS』ではごうくん演じる主人公の恋人/奥様役、をそれぞれ演じられております。
恥ずかしながら、今回のごうくん関連で初めてその演技を知りました。


とにもかくにも、みどりちゃんが最高に魅力的。
『前科者』エピソードの序盤から出てくるのは、主人公阿川佳代とこのみどりちゃん2人なんですが、序盤のみどりちゃんの印象はなーんか感じ悪いヤンキー女だなってことしかなかったんです。
「架純ちゃんがかわいそうやんか、なんやお前」とまで思ってました。(正直か、私)
だってそうじゃない?相手、あの有村架純だよ?あんなにカワイイ人相手に、何をそんな不遜な態度かましとんねん、ってなるよね?(役ですよ)


それが最終回になってみなさいよ。
みどり「あんたはダサイけど、頑張ってるよ」
号泣する佳代ちゃん対するその一言で、私の涙腺が崩壊する事態になるなんて誰が予想したよ。
ドラマエピソード1から6のたった6話しかないのに。私はたった6話でみどりちゃんの虜になってしまった。我ながらちょろい女だな。

 

「失敗したらさぁ、次の誰かを、ちゃんと助けてやんなよ」
「どうにもなんなくなったら、今度はあたしがあんたを助けるから」


なんだ、いい子じゃん、みどりちゃん。
マジでいい子じゃん。
ほんと、いいシーンだった。
最終回のこのシーン、完全に演者の「有村架純」と「石橋静河」は消えてて、それぞれ単なる佳代ちゃんとみどりちゃんだった。すごい女優たち。

 

正直、私自身はクスリとかウリとか前科者とかそういう世界を知らない、多実子ちゃん(古川琴音さん)やみどりちゃんに「世界が違うね」って言われてしまった佳代ちゃん側の人間です。
小説や映画で知った気になっているだけ。
でも、知らなくても、わかってあげられなくても、1回や2回の失敗で人を決めつけるのだけは、やめようと本気で思った。

 

人生に失敗はつきものだよね。
だって人間だもの…。(突然のみつを)

 

架純ちゃん、いい女優さんになりましたね。
ニノと一緒にやってたドラマ以来かな、私が観るのは。
なんか、かわいいだけのヒロイン役を卒業したんですね。おめでとう。
阿川佳代の演技では、ずっと表情がとぼしいし、セリフの読みも単調で、ずっとどした?と思ってたけど、最終話のシーンでぐっしゃぐしゃに泣いてる佳代ちゃん観て、「…やられた…。」と思った。
なるほど、このために、このシーンのために、ずっとずっとあんなアンドロイドみたいな演技だったのか。すごいな有村架純


あと多実子ちゃん(古川琴音さん)が、すごかった。
たった2話しか出てこなかったとは思えない、すごい存在感。
いまにもこわれそうなメンヘラ具合、どうやって出してんだ。
どことなく、雰囲気が若かりしころの宮崎あおいちゃんに似てるなーと思いながら観てました。

 

ドラマ『前科者』、全体的に大根が一人もおらず、すごいクオリティ。
ドラマでもこんな心えぐられる、良い意味でしんどいのに、映画ってどうなっているんだろう。
この布陣で、さらに森田剛出てくるとか。冗談はよし子さん。

 

正直に言いますと『ヒメアノール』は番組宣伝の時点で怖気づいて、映画館に観に行けませんでした。なんならまだ観られていません。
『前科者』だったら予告の感じ大丈夫そうかなって観る気満々なんだけど、なんか違う意味で、私、映画館で観られるのか心配になってきた。
倒れちまいそう。(激弱メンタル)

 

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